サステナビリティ方針・体制

サステナビリティ方針

鹿島不動産投資顧問株式会社(以下「本資産運用会社」といいます。)は、スポンサー鹿島を中心とする鹿島グループのビジョン並びに脱炭素社会及び安心・安全な社会の実現に向けた各種取組方針を共有しており、これらと軌を一にして、環境配慮(Environment)・社会貢献(Society)・ガバナンス強化(Governance)を中心に社会の持続可能性(サステナビリティ)向上に取り組んでいくことが事業活動を継続する上での社会的責務であり、また投資主価値のさらなる向上にも寄与するものであると考えています。
今般、これらの取り組みを重要な経営課題と位置付け、今後も着実に推進していくにあたり、2021年9月にESGに係る行動指針として「サステナビリティ方針」を策定しました。

1. 気候変動への対応

世界的な気候変動の抑制に向けた脱炭素社会への移行に向け、省エネ改修や運用によるエネルギー効率の改善等を図るとともに、非化石エネルギーの利用等を通じたCO2削減を推進する。

2. 循環型社会形成への貢献

生物多様性に配慮して生態系の保全に努めるとともに、水資源等の資源の効率的活用並びに廃棄物削減等による環境負荷の低減に努め、循環型社会の形成に向けて貢献する。

3. 安心・安全・快適性の向上

鹿島グループの技術力・総合力を有効活用し、働く人・暮らす人・施設を利用する人に、安心・安全で快適な空間や時間を提供するとともに、運用物件のレジリエンスを強化することで自然災害や社会の変化に伴うリスクに対応する。

4. ステークホルダー・エンゲージメント

テナント・サプライヤー・地域社会などを含むステークホルダーとの協働・対話等を通じて信頼関係を構築し、責任ある資産運用に努める。

5. 役職員に向けた取り組み

役職員に向けた教育・啓発活動の充実を図るとともに、多様性に配慮した働き方支援等による職場環境の整備に努めるなど、役職員一人一人を尊重して、それぞれの意識向上と能力発揮を支援する。

6. 企業倫理の実践

法令遵守、利益相反取引の防止等、公正で透明性のある企業活動を徹底し、コンプライアンス・リスク管理体制の整備・強化に取り組むとともに、サステナビリティに係る取り組み状況等の情報についても開示を進めることにより、企業倫理を実践する。

サステナビリティ推進体制

本資産運用会社は、サステナビリティ方針を実践するためにサステナビリティ推進規程に基づく「サステナビリティ推進会議」を設置しております。
本資産運用会社では、本サステナビリティ推進会議にて、サステナビリティ推進に係る目標並びに目標を実現するための施策等を討議し、これらの進捗に応じた改善等を図ることにより、PDCAサイクルに沿った取り組みを推進してまいります。

スポンサーによるイニシアティブへの参画

スポンサーである鹿島建設株式会社は、「国際グローバル・コンパクト」への署名、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言への賛同表明、「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」の理念への賛同表明及びTNFDフォーラムへの参画を行っています。
https://www.kajima.co.jp/sustainability/initiative/index-j.html